これからの世界をつくる仲間たちへ(小学館)

これから世界がどう変わるのか、教えよう

著者・落合陽一氏は、28歳という若さにして、世界的にも「社会を変える」と見られている最先端の研究者だ。2015年には米the WTNが技術分野の世界的研究者を選ぶ「ワールド・テクノロジー・アワード」を受賞する快挙を成し遂げた。月刊『文藝春秋』(2016年2月号)では「日本を元気にする逸材125人」に選ばれた。「現代の魔法使い」と称され、「嵐にしやがれ」「サンデー・ジャポン」などメディアにも数多く出演、メディアアーティストとしても活躍している。

落合氏は、コンピュータが人間の生き方に根本的な変革を迫っているという。世の中のすべてが変わる。

たとえば、これまでのホワイトカラーの仕事は、何もかもコンピュータに持っていかれる。勉強していくら知識を得ても何の役にも立たない時代になる。そんな世界で生き抜くためにどうすればいいのか。

落合氏は若者たちに熱く語る。
「魔法をかけられる側になってはいけない。
魔法をかける人間になれ」と――。

編集担当からのおすすめ情報


「現代の魔法使い」と呼ばれる
落合陽一氏。

「魔法」とは何か。

本書のプロローグには、
こう記されています。

<スマホという小さな道具の中で、
アプリを使いこなして
便利に生きているつもりでも、
それは誰かが作った「魔法」の世界を
見ているに過ぎないのです。
現金を出さずにモノが買えるのは
クレジットカードという
「魔法」が作り出した世界で、

多くの人は「店舗からクレジット会社が
手数料を取って代わりに払う。
消費者はクレジット会社に後払いする」
という「魔法のカラクリ」が
分かっているでしょうが、
スマホやコンピュータの進化で、
世の中を動かしている「魔法」の仕組み
を理解できず、ただ使っているだけの
「魔法をかけられている人」
が非常に多くなっています。
モチベーションを持って
コンピュータを下僕のように使う
「魔法をかける人」になれるか、
あるいは「魔法をかけられている人」
のままになるのか。
そこに大きな違いが生まれます。>

落合氏は、スマホのアプリや、
SNSなどテクノロジーを単に「便利」
と思って使っているうちは、
「魔法をかけられている人」
にすぎないといいます。
それでは、技術を操ることができる人に
“奪われる”だけの人生となる。

それが嫌なら、「魔法をかける人」
になれと説きます。

落合氏は、そんな近未来の姿を
生々しく描き出し、
そこで生きるための考え方をしています。

若い人たちに
ぜひ読んでもらいたい一冊です。
読めば、あなたの人生が
確実に変わります。

関連情報:書評・読者感想文

2018/04/02 マネーポスト 落合陽一氏「プログラミングや英語教育より大切なこと」

2020年に新書版が発売されました